鮭ちょうちんに光

標津町内に自生する低木のノリウツギを普及啓発する町の「鮭(さけ)ちょうちんプロジェクト」が、産業ガス大手エア・ウォーター(大阪)の寄付支援制度に採択されました。
ノリウツギを原料にした和紙で、サケの形をしたちょうちんを作ります。和紙製品を特産の一つにする取り組みで、釧路、根室管内で唯一の選出となりました。ノリウツギは文化財の修復に使われる伝統和紙「宇陀紙(うだがみ)」の原料で、町は2021年度から採取と試験栽培をしています。和紙の需要を増やす目的で、ノリウツギを使った新たな特産品開発事業として560万円の補助を受けるになります。今年7月中旬の完成を目指し、8月の町民祭り「水・キラリ」や標津サーモン科学館で展示する予定です。