元島民の体験 映像に残す

標津町は本年度、北方領土の元島民の声を映像で残すデジタル化事業に着手しました。
町を訪れる修学旅行生らに対し、語り部活動を行っている元島民の高齢化が進んでいるため。業者に委託し、元島民3人による座談会を開いて収録し、子供向けの映像も撮影しました。来年2月に完成予定で、ユーチューブで発信するほか、DVDを根室管内1市3町や、学校などに配布して活用してもらう計画です。町は制作費など約660万円を予算に計上。5月の公募を経て釧路市の映像制作会社に委託しました。事業費の95%は道の北方領土隣接地域振興等補助金の助成を受ける予定です。